父の誕生日。

先日試しに作った桜の花の塩漬けで、桜寿司を作ってみました。
今日は、私の父の誕生日です。 (そして昨日は義父の誕生日でした。)
キッズは州のテストに集中しているので、
お祝いはアメリカの時間の明日祝いを遅らしております。
毎年この日がやってくる度に思い出すことは、誕生日の プレゼントに苦労 したという事。
『お金、使わんほうが孝行や。』
きっと同じ苦労した方も多いでしょう。

『 おとうさんと結婚するぅ~! 』
一度は、女の子なら言ったことあるに違いない。
言ったかどうか覚えては無いが、私も思っていたのは確かである。
父は完璧。
そしてそんな観念が...カントリー夫婦の結婚当初の ケンカに油 を注いだのも事実である。
つい比べてしまってたんです。
義父と比べられた旦那は、私が言うのもなんですが...かわいそうなもんです。
父は、10代で喫茶店をオープン しました。
当時、喫茶店はまだ珍しくその上、マスターが今で言う...イケメン ときたら大繁盛間、違いなし!
が、その頃、既に新婚さん?!
若さパワーで、開店に借りた資金は、見事 3ヶ月で支払いきった という話を聞いた事がある。
( 未確認。)
忙しすぎて、見事に婚姻届けを半年近く放ったらかしにしていたんではないだろうか。。。
(実は私自身の婚姻手続きをする際に住民票を見て気がつきました。)
計算すると私もルーちゃんを同じく ハネムーンベイビー です。
私の父と母は、就職中の母が花嫁修業の為、通いだした料理学校で知り合ったようです。
父は、手先がめちゃ器用でエンジニア系仕事に着く事も考えたようですが、
どんなに貧乏なっても 飲食業なら食物には困らない とこの道を選んだそう。
私の記憶では、父親参観などは一番若いし、ハンサムで自慢の父でした。
ウィンドーサーフィンを始めたり、弟のプラモデル、ラジコンカーや私の粘土、造花作りに
次から次へと新しい事に挑戦し、子供達より嵌まっていたり。
仕事の合間に畑に出かけ、お店で使う分、お客様、ご近所おすそ分けの野菜や花育てたり。
おばあちゃんが昼寝できるように畑の小屋もその辺にある物で作っていたっけ。
料理が上手いのは言うまでもないが、
私や弟がお腹が空いた時、カウンター席に着けば何か出てきましたねえ。
リクエストすれば必ず出て来たし。
そう思うと、こんな父がいたからこそ今の私がいるんだと思います。
作る事の楽しさ、ある物で工夫したり。。。小腹が空けば自分で作るのは当たり前。
友達が自分の家に来ることも当たり前な毎日だったり。
やっぱり 親の影響はすごい ですね。
さて私たちカントリー夫婦も今年で結婚12年目、ここ数年やっと父親と比べる事がなくなりました。
まず料理は、比べる方が間違ってました。
その他の事は、驚くほどに上達してきました。 (運転、野菜作り、器用さ )
そしてキッズにとっては、誰よりも素敵なパパである事、間違いありません。
似ている所もいっぱい発見しました。
( 血が苦手。予約よりも行き当たる。物を大事に扱う。手がきれい。キッチリしてる。 etc...)
さて結局、今年も何を贈ろうか悩みましたが...結局、物は贈りません。
今ここで私が旦那と築いてる幸福多き生活をこうやって
報告できる事、続ける事で孝行してゆきたいです。
もし、お父さんを超えたと思える日があっても...喜んでくれてくれるでしょう。
できるだけ早い再会を心待ちしております。