過酷なキャンプ。 (2011年版。)
『ママ~! こんなの見つけたの。』

そこには、サンショウウオがいた。
あの頃が懐かしい。
この旅行中、初めて夏のような日差しの天気に恵まれ、子供達は、やっと泳げる!と大はしゃぎ。
今夜はキャンプ。
でも食料は底をついていたので、パパに伝えると...
『こんな良い天気の時間に行かなくてもいいじゃないか。 後 で行くよ。』 (パパ)
( きっと 行かない だろうな。) (私)
一番近い、町は15km以上戻った所にある。
そこを通った時でさえ、時間(太陽)がもったいないと素通りしたのだから。
私は、やっとキッズと旦那から解放されると...ウトウトと木の下で昼寝をしてみようと横になっていた。
どれぐらい経っていたのだろうか...なぜか、 嫌な感じ がする。
誰かに見られているような、自縛霊でもいるのだろうか、なんだか 死の匂い がする。
ハタハタ、ハタハタ。
???








目を開けると...
ハゲタカ(コンドル?!)が 10数羽、
頭上の枝から私を眺めていた。
もしかして、私を夕食に誘おう としてたの? (私がメインコース?!)

そして1羽は、私の直ぐ横 に忍び寄っていた。
向こうもびっくりしたようだ。
私たちは一体何処にいるのだろうか。(南米...いや、サバンナ?)
久しぶりに 危機感 を覚えてしまった。
上の写真では可愛く映っている奴だが...望遠を使ってやっと逃げ出した後を捕らえた。
かなり大きな鳥でした。
自らが死の匂い、出していたなんて。 (恥ずかしい。)
一時間後、キッズが大興奮しながら、下の湖から戻ってきた。
『 ママ~! こうちゃんがね、岩を捲ったら下からこんなの が出てきたんだよ。』








『 これって スコロピオン(サソリ) でしょ! 』
『そんなのいるわけないでしょ!』

『 ね、でしょ!!』
確かに。
さらに、もうしっかりと獲物を捕まえていた。
『 あんた達、一体どうやってこれをコップに入れたの? 』
『枝をハサミに持っていっただけだよ。』
最近、理科の勉強でサソリの毒は、種類の大きさによって強いのではなく、
小指ほどの大きさのサソリでも種類によっては、死に至ると勉強したばかりでした。
(その時はアフリカ産のサソリの話でした。)
『 お願いだから、未知の土地で勝手に石を捲りあげるのはやめて~!! 』
そう言えば2年前にも、こうちゃんは、未知の土地で...

ブラックウィドー。 (上は私が撮影!お借りした物ではありません。)
日本ではオーストラリアから入ってきたセアカゴケグモが有名ですが、
最も有名なゴケグモ類は、クロゴケグモ (Latrodectus mactans、Black widow spider) で、
背中ではなくお腹に赤い砂時計のマーク(不気味。)があり、北アメリカをはじめ、
世界中に広く生息する毒グモ。手当てが遅れると毒素の効果により皮膚が腐っていく。
こちらの方が 死亡例なども多い。
私はこうちゃんに、2度、命拾いさせて頂いています。
こうちゃんは、2歳頃から昆虫マニア、特に毒のある蜘蛛、蛇、昆虫には女の私より詳しく、
意外な場面で、『ママ、動いちゃダメ。』 と教えてくれたり。 (過去に記事であったよね。)
去年は...

鳥喰いタランチュラ (Bird eater)蜘蛛の名を持つ。
実際にはタランチュラの毒による死亡例は知られておらず、 そのため血清等も存在しない。
ベトナム、カンボジア、ラオスでは地元のタランチュラハンターから1匹10円ほどで買い取って
から揚げにして売るお姉さんがいます。

お味は...ロブスターのよう?!
美味しさの秘訣は、チキンコンソメ(化学調味料)。
もちろん、こんなスコロピオンを発見した当本人は、 嬉しくてたまらない!!
もっと探検と...鉄砲玉のよう。
こんなのがいるのに、放っておくわけにもいかず、着いて回ることに。
(パパは又、何処に消えたのだろう。)
かなりの間、森の中、草むらを歩き回った私とキッズ。
すると...。
『迎えに来たよ。君達の事だから...
ポイズンオーク の事、気がついてないだろうと思って。』
ポイズンオークとは触れるとかぶれるウルシ属の低木.
皮膚が爛れるほど、痒く...醜い状態になるので写真は載せませんが、アメリカ在住の方、要注意!
直接触らなくても、衣類にそのオイルがつけば、被れます。

見た目は、普通の葉っぱです。
葉の形にもいろいろあり、季節によっても変わってゆくのでとっても厄介です。
幸い、ワシントン州にはまだ少ないのですが...ここは、生え放題のよう。
今頃、言われても遅いわい!!


実はわたくし、ウルシにはトラウマがあります。 それは小6の春。
副会長に立候補していた私は、選挙演説の2日前、山菜取りに家族と出かけておりました。
そして全生徒の前に私の顔は...級友曰く、『お岩さん。』
それはそれは...人生初めての屈辱 でした。
人気絶頂であった?!はずの私の人気は、瞬く間に、奈落の底へ。
その時、思ったことただ一つ。
自分の子供には、絶対こんな目に遭わせたくない。
(ホームスクールをするきっかけの一つ。)
なのに...イジメはなくても、あの痒さ だって子供に味わってほしくない!!
祈るしかない。
そして...結局、買出しには行かなかった旦那。
あると物と言えば...とうとう24年目に突入のアメリカンアーミー(軍)非常食。
それも1人分のひき肉。 (タランチュラのから揚げの方が魅力的に思えてしまいそうでしょ。)
新読者さんへ。
このひき肉、旦那が10代の頃(24年前)、父親から非売品の軍の非常食を誕生日プレゼントに
一生分 貰ったそう。
このブログに何度も登場すれど、その数減りません。

その他、5日ほど前に買った卵サイズのアボカド一個、ママの非常食、ライスペーパー5枚。
ルーの食べさし人参、そして水500ml。
旦那がレストランで1人前オーダーした事に、腹を立てていた自分達が懐かしい。
けれども...ここまで落ちると、誰も文句を言うことはなかった。

今回は、箸代わりの枝を見つけるのも、命がけ。 そんなサバイバルにもタフなキッズがいた。
(いつか、アフリカに連れて行ってあげるよ。)
さて日が暮れると同時に、寝たカントリー家。
今回、1つの寝袋が濡れたので人数分なく、
旦那は私と寝袋を共にし、いちゃいちゃ出来るとも思ってたのか、喜んでいた。
しかし妻は...窮屈を理由に、こうちゃんとラブラブ寝袋シェア!
着替えたものの、いきなり痒く ならないか、めちゃくちゃ心配でした。
(だってこうちゃん、どこで何していたか分からない。)
ところが、夜明け。。。

こうちゃんは、全く無事、ルーもパイニーもすやすや熟睡。
神頼みが効いたらしい。
だたね、帰ってきてから発覚した事ですが。。。
なんと、一人で遊びに出かけたうえ、私たちを都会っ子扱いしていたパパが、被害に遭っていたよう!!
口に出して言いませんでしたが。。。『ざX~みろ!』
あの晩、旦那と寝袋を共にしなくて本当に良かったと ひたすら感謝した妻 でした。


そこには、サンショウウオがいた。
あの頃が懐かしい。
この旅行中、初めて夏のような日差しの天気に恵まれ、子供達は、やっと泳げる!と大はしゃぎ。
今夜はキャンプ。
でも食料は底をついていたので、パパに伝えると...
『こんな良い天気の時間に行かなくてもいいじゃないか。 後 で行くよ。』 (パパ)
( きっと 行かない だろうな。) (私)
一番近い、町は15km以上戻った所にある。
そこを通った時でさえ、時間(太陽)がもったいないと素通りしたのだから。
私は、やっとキッズと旦那から解放されると...ウトウトと木の下で昼寝をしてみようと横になっていた。
どれぐらい経っていたのだろうか...なぜか、 嫌な感じ がする。
誰かに見られているような、自縛霊でもいるのだろうか、なんだか 死の匂い がする。
ハタハタ、ハタハタ。
???








目を開けると...
ハゲタカ(コンドル?!)が 10数羽、
頭上の枝から私を眺めていた。
もしかして、私を夕食に誘おう としてたの? (私がメインコース?!)

そして1羽は、私の直ぐ横 に忍び寄っていた。
向こうもびっくりしたようだ。

私たちは一体何処にいるのだろうか。(南米...いや、サバンナ?)
久しぶりに 危機感 を覚えてしまった。
上の写真では可愛く映っている奴だが...望遠を使ってやっと逃げ出した後を捕らえた。
かなり大きな鳥でした。
自らが死の匂い、出していたなんて。 (恥ずかしい。)
一時間後、キッズが大興奮しながら、下の湖から戻ってきた。
『 ママ~! こうちゃんがね、岩を捲ったら下からこんなの が出てきたんだよ。』









『 これって スコロピオン(サソリ) でしょ! 』

『そんなのいるわけないでしょ!』

『 ね、でしょ!!』
確かに。
さらに、もうしっかりと獲物を捕まえていた。
『 あんた達、一体どうやってこれをコップに入れたの? 』
『枝をハサミに持っていっただけだよ。』
最近、理科の勉強でサソリの毒は、種類の大きさによって強いのではなく、
小指ほどの大きさのサソリでも種類によっては、死に至ると勉強したばかりでした。
(その時はアフリカ産のサソリの話でした。)
『 お願いだから、未知の土地で勝手に石を捲りあげるのはやめて~!! 』
そう言えば2年前にも、こうちゃんは、未知の土地で...

ブラックウィドー。 (上は私が撮影!お借りした物ではありません。)
日本ではオーストラリアから入ってきたセアカゴケグモが有名ですが、
最も有名なゴケグモ類は、クロゴケグモ (Latrodectus mactans、Black widow spider) で、
背中ではなくお腹に赤い砂時計のマーク(不気味。)があり、北アメリカをはじめ、
世界中に広く生息する毒グモ。手当てが遅れると毒素の効果により皮膚が腐っていく。
こちらの方が 死亡例なども多い。
私はこうちゃんに、2度、命拾いさせて頂いています。
こうちゃんは、2歳頃から昆虫マニア、特に毒のある蜘蛛、蛇、昆虫には女の私より詳しく、
意外な場面で、『ママ、動いちゃダメ。』 と教えてくれたり。 (過去に記事であったよね。)
去年は...

鳥喰いタランチュラ (Bird eater)蜘蛛の名を持つ。
実際にはタランチュラの毒による死亡例は知られておらず、 そのため血清等も存在しない。
ベトナム、カンボジア、ラオスでは地元のタランチュラハンターから1匹10円ほどで買い取って
から揚げにして売るお姉さんがいます。

お味は...ロブスターのよう?!
美味しさの秘訣は、チキンコンソメ(化学調味料)。
もちろん、こんなスコロピオンを発見した当本人は、 嬉しくてたまらない!!
もっと探検と...鉄砲玉のよう。
こんなのがいるのに、放っておくわけにもいかず、着いて回ることに。
(パパは又、何処に消えたのだろう。)

かなりの間、森の中、草むらを歩き回った私とキッズ。
すると...。
『迎えに来たよ。君達の事だから...
ポイズンオーク の事、気がついてないだろうと思って。』
ポイズンオークとは触れるとかぶれるウルシ属の低木.
皮膚が爛れるほど、痒く...醜い状態になるので写真は載せませんが、アメリカ在住の方、要注意!
直接触らなくても、衣類にそのオイルがつけば、被れます。



見た目は、普通の葉っぱです。
葉の形にもいろいろあり、季節によっても変わってゆくのでとっても厄介です。
幸い、ワシントン州にはまだ少ないのですが...ここは、生え放題のよう。
今頃、言われても遅いわい!!



実はわたくし、ウルシにはトラウマがあります。 それは小6の春。
副会長に立候補していた私は、選挙演説の2日前、山菜取りに家族と出かけておりました。
そして全生徒の前に私の顔は...級友曰く、『お岩さん。』

それはそれは...人生初めての屈辱 でした。
人気絶頂であった?!はずの私の人気は、瞬く間に、奈落の底へ。

その時、思ったことただ一つ。
自分の子供には、絶対こんな目に遭わせたくない。
(ホームスクールをするきっかけの一つ。)
なのに...イジメはなくても、あの痒さ だって子供に味わってほしくない!!
祈るしかない。

そして...結局、買出しには行かなかった旦那。
あると物と言えば...とうとう24年目に突入のアメリカンアーミー(軍)非常食。
それも1人分のひき肉。 (タランチュラのから揚げの方が魅力的に思えてしまいそうでしょ。)

新読者さんへ。
このひき肉、旦那が10代の頃(24年前)、父親から非売品の軍の非常食を誕生日プレゼントに
一生分 貰ったそう。
このブログに何度も登場すれど、その数減りません。



その他、5日ほど前に買った卵サイズのアボカド一個、ママの非常食、ライスペーパー5枚。
ルーの食べさし人参、そして水500ml。
旦那がレストランで1人前オーダーした事に、腹を立てていた自分達が懐かしい。
けれども...

今回は、箸代わりの枝を見つけるのも、命がけ。 そんなサバイバルにもタフなキッズがいた。
(いつか、アフリカに連れて行ってあげるよ。)
さて日が暮れると同時に、寝たカントリー家。
今回、1つの寝袋が濡れたので人数分なく、
旦那は私と寝袋を共にし、いちゃいちゃ出来るとも思ってたのか、喜んでいた。

しかし妻は...窮屈を理由に、こうちゃんとラブラブ寝袋シェア!
着替えたものの、いきなり痒く ならないか、めちゃくちゃ心配でした。
(だってこうちゃん、どこで何していたか分からない。)
ところが、夜明け。。。


こうちゃんは、全く無事、ルーもパイニーもすやすや熟睡。
神頼みが効いたらしい。
だたね、帰ってきてから発覚した事ですが。。。
なんと、一人で遊びに出かけたうえ、私たちを都会っ子扱いしていたパパが、被害に遭っていたよう!!
口に出して言いませんでしたが。。。『ざX~みろ!』
あの晩、旦那と寝袋を共にしなくて本当に良かったと ひたすら感謝した妻 でした。