アメリカの充実したホームスクールサポート。 1
今日からホームスクーラーも新学期になりました。
普通校は先週から始めました。
(今年も雪や洪水で学校閉鎖になること予測して)
多くのホームスクールをする家庭では夏休みの間も毎日少しでも勉強はさせているみたいですが、
他の子供達と同じようにサマースクール、サマーキャンプなどといった特別な経験もいっぱいさせ、
夏を思いきっり楽しませるようです。
うちの2人も今年の2月から、ホームスクーラー専用のグループで教室で学ぶ事、
他の子供達と共力し合ってリポートを書くなどを学ぶ為、
家から徒歩2分内のところへ週に1日半、通い始めました。
3人ともばらばらの時間帯、日取りなので送り向かいがややこしいのですが家の近くなのでなんとか。
他の2人は学校、家に残った一人の勉強をマンツーマンで見ます。

これは今年最後のクラス。 参観日で自分達の学んだことを発表しました。
これは実は私達のプランに入ってなかったのですが、昨年11月終わりに100日咳にかかってしまい、
パパの命令で(感染を広めないように28日+念のため1ヶ月。)
家に丸二ヶ月、一度も出ることなく過ごし、
家族全員がもうこれ以上耐えられない状態になっていたからです。
勉強のほうもこの間は本当にスローペースで、病気になる前、
半年分の勉強を夏休み+ +9、10、11月で終わらせていたのにぐーたら癖が付いてしまい、
今年の夏休みは返上しないといけない程だったんですが。
シアトルのさわやかな夏の天気に負け、結構遊びまくってしまいました。(反省)
先生たる私がこんなんで良いのか? と悩むこともありますが、
そこはホームスクールの良い点、と割り切るしかない! ...と自分を慰めていたり。
日本では4年生にもなると中学校への入試に向けて勉強がかなり大変になる頃。
私も4年から毎日、行きたくもない学校に進むために塾を2件も回っていました。
同じ勉強するなら、英語 かスペイン語習いに行きたい!
と子供ながらに思いました。
あの頃から始めていたら、きっともっとまともな英語がしゃべれただろうに。
ちなみに、日本人の私が英語でホームスクールの先生をしているという事だけで、
私の英語が完璧であるとお思いの人がいるかもしれません。
しかし、実を言うと、私の方がこの地元の学校で教えて欲しいほどです。
毎晩、上の9歳になる子のために明日の準備(勉強)をしてから床に入ります。
でないと、次の日に大慌て。
英語の単語も日に日に増していくし、文法も日頃使わないようなものまで日本人の私には過酷。
数学は逆に、じれったくなって、先生、親としての境界線を越えてしまいそうになることも。
(先生は答が間違えていても怒ったりはしないでしょ。)
子供達にも毎日私だけより、優しい経験豊富な先生方に教えてもらえる方がいい。
自分は教育の素人であるということは大きなハードル となる。
不安にも、挫折したい時もある。
でも そこで素人である私たちをコーチ、サポートしてくれるのが、地元にあるホームスクールグループである。
このプログラムは普通教育の一部として扱われ、無料で受けることができます。
もちろん家庭1本!の人も多いです。
どこの町にもこのサポートが受けられるようになりつつある。
13人で始まったグループも今は138人。
その中には、高校生もいる。
親がそれ程、賢くなかったって一緒に勉強して学べばいい。
子供に教えられる事だってあって構わないと思う。
ホームスクールの本来の目的は、
自分ペースで家族と学び、勉強は楽しいもの、学ぶことの喜びを知ること。
14歳で大学に行っている子供達もいっぱいのホームスクーラー。
でも夫はそんなことぜんぜん良い事だとは思っていない。
彼は自分が普通の学校で飛び級した際、成長期に入ってないのに高校生でいじめられたらしい。
生徒自身が何を勉強したいのかはっきりしていたなら、それはすごく優先してあげたい気がする。
今年、ルーは、数学、実験科学、レゴブロック、地理、スペイン語とアートを選択。
家では、英語と日本語、歴史、単語、その他いろいろ。
音楽はピアノを習いたいそうだ。
もう3時、子供達を迎えにいってきまーす。